» 寝処

「寝処〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寝処の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
式部小路」より 著者:泉鏡花
七転びで一起もなし、そこで通名をこけ勘という夜なし。前の晩に店立てをくったんで、寝処がない。褌の掛がえを一条煮染めたような手拭、こいつで顱巻をさしたまま畳み込ん....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
う以前の語音に近かったために、特にあの鳴声を怖れていたものと思われる。他の小鳥が寝処を捜す時刻になってから、この二色の鳥ばかりが際限もなく鳴いて来る故に、憂ある....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いた。 ――その子、声を発すれば 母も此の世に生れ出たるに似たり 爾来 母の懐を寝処とし 母の膝を遊び場とし 母の乳を食物となし 母の情けを生命となす 母にあら....