寝息を窺う[語句情報] » 寝息を窺う

「寝息を窺う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寝息を窺うの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
くろん坊」より 著者:岡本綺堂
か判らないが、もう真夜中であろうかと思われる頃に、僧はにわかに立上がって、叔父の寝息を窺うようにちょっと覗いて、やがて音のせぬように雨戸をそっと開けたらしい。叔....
南国太平記」より 著者:直木三十五
夜ざとい老人が、起きては邪魔であった。月丸は、次の間のところまで来ると、義観の寝息を窺うため、暫く、じっと、耳を立てていた。だが、少しの音もしなかった。小太郎....