寝藁[語句情報] » 寝藁

「寝藁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寝藁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カインの末裔」より 著者:有島武郎
だった。先ずもって小屋さ行ぐべし」 三人は小屋に這入《はい》った。入口の右手に寝藁《ねわら》を敷いた馬の居所と、皮板を二、三枚ならべた穀物置場があった。左の方....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
の彼方に、上方に、何があるかを夢にも気づかないでいる。――さらに下方には、沼沢と寝藁《ねわら》の中にころがってる家畜ども。――そして至る所に、あちらこちらに、山....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
――あやうく私はランプを取り落としそうだった。 一二 私は急いで寝藁のところに戻って、頭を膝に垂れて座った。それから子供らしい恐怖の念は消え、異....
百喩経」より 著者:岡本かの子
っちりしたおっかさんのような家だよ」 立止まると蕗を混ぜた味噌汁の匂いと家畜の寝藁の匂いとしずかに嗅ぎ分けられた。作太郎は廊下や柱や壁をしみじみとした愛感で撫....