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寡人
「寡人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寡人の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
落着と思うのは間違さ。心の落着は死ぬまで焦《あせ》ったって片付く事があるものか。
寡人政治《かじんせいじ》がいかんから、代議政体《だいぎせいたい》にする。代議政体....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
論に促されて起こりたるの姿あれども、これただその民権説に促されたるのみ、いわゆる
寡人政府の専横というに同意したるのみ、民選議院設立を急務とするの点に至りてはこの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
二支に十二の動物を配る事戦国時既に支那に存したらしく、『淮南子』に〈巳の日山中に
寡人と称せるは、社中の蛇なり〉とある、蛇を以て巳に当てたのも前漢以前から行われた....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
五声を以て聴く。門に鐘鼓|鐸磬《たくけい》を懸け、以て四方の士を待つ。銘に曰く、
寡人に教うるに事を以てする者は鐸を振え、云々。道を以てする者は鼓《こ》を撃てと。....