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「寡少〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寡少の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
余り頁数の多いものや、ザツなものには余り見かけない。日本では二三あったかないかの寡少な方法である。 略装は、簡略な装本態であって、日本の所謂フランス装などは当....
三国志」より 著者:吉川英治
士こそ篩にかけられた真の大丈夫ばかりである。一騎よく千騎に当る猛卒のみだ。兵力の寡少は問題でない」 と、あえて豪語した。 さはいえその関平も廖化も内心では事....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くぞく大津、坂本方面へと退却し出した。しかしこのむりな突破に払った足利方の損害は寡少でない。直義が行くところ、その戦場はいつも余りに烈しく余りにも血なまぐさい。....