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「寡頭政治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寡頭政治の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
反戦文学論」より 著者:黒島伝治
本は大資本に併合される。それから銀行と産業とが結びついて、金融資本が発生し、金融寡頭政治ができてくる。 資本家の間に於ける独占は、始めは国内の市場をそれぞれに....
道標」より 著者:宮本百合子
和の危険として注目されているのに。――ドイツの少数の企業家たち、軍需企業家たちが寡頭政治で独裁権をつよめて来ているからこそ、ドイツの大衆の固定的窮乏と云われるも....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
戸に落ちた鼻の表現がありました。 徳業にいそしんで九年面壁した鼻がありました。寡頭政治から民衆政治へ移すべく、街頭に怒号する鼻がありました。 宗乗の誤謬を匡....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
愚衆の観念は一種の貴族主義的賢者の観念に対立させられる。貴族主義にも色々あって、寡頭政治的貴族主義もあれば階級身分の標榜から来る夫もあれば、趣味に於ける貴族主義....
ピタゴラスと豆」より 著者:寺田寅彦
い。それからまた「宇宙の形をしているから」とか「選挙のときの籤に使われる、従って寡頭政治を代表するものだから」ともある。 それはさておいて、ピタゴラスの最期に....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
って、ある民衆をさすのではなくて、ある社会制度をさすのである。国民の上に置かれた寡頭政治《かとうせいじ》をさすのであって、国民そのものをさすのではない。あらゆる....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
ることによって、急激に作家の淘汰を行いつつあるように思われる。ちょうどそれは金融寡頭政治の社会とよく似ている。第一流の地位は独占的で、あらゆる変化を通して強固で....