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「審らか〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

審らかの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の伝書の奥書に、 “導母の一手” なる秘術を誌して、母の大愛と、武蔵との試合を審らかにしているが「武蔵に勝つ」とは書いていない。彼は生涯、武蔵に負けたと人にも....
三国志」より 著者:吉川英治
の地域の広さは、世界の古典小説中でも比類ないものといわれている。登場人物なども、審らかに数えたなら何千何万人にものぼるであろう。しかも、これに加うるに中国一流の....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
ながら、炯々と眸をかがやかして、終始、熱心に耳を傾けていた。 それからの事は、審らかに話せば、余りに長い事になりすぎる。 御主人の開運は、まさしく、信長公に....
黒田如水」より 著者:吉川英治
部から彼に聞かせた者はないはずであったが、ほかの事情は知り得なくても、それだけは審らかに聞いていた。 (――御辺は信長に義を立てているらしいが、信長は御辺の節義....