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「寸切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寸切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
だったあまりその太刀は、縁側と、座敷との間に垂れ下っている鴨居に、不覚にも二、三寸切り込まれた。 「しまった」と、三郎兵衛が太刀を引こうとする隙に、市九郎は踏み....
堺事件」より 著者:森鴎外
である。 箕浦は衣服をくつろげ、短刀を逆手に取って、左の脇腹へ深く突き立て、三寸切り下げ、右へ引き廻して、又三寸切り上げた。刃が深く入ったので、創口は広く開い....
初恋」より 著者:矢崎嵯峨の舎
る、夢中で男へ切りつける、肩口へ極深に、彼奴倒れながら抜打ちに胴を……自分は四五寸切り込まれる、ばッたり倒れる、息は絶える,娘はべッたりそこへ坐ッて、自分の領を....