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寸半
「寸半〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寸半の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
二十九人の銃隊士の出張をも見た。大砲二百目|玉筒二|挺、百目玉筒二挺、西洋流十一
寸半も来た。その時、諏訪から出張した藩士が樋橋上の砥沢口というところで防戦のこと....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
ものをつめ込んで帰る。帰って皆の前でフランスみやげをホリ出す時が一寸面白いぜ。一
寸半年間天狗さんにつままれていた様なもんで、その天狗さんにもらって来たおみやげだ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
イテ、辻番ノ内ヘ投ゲ込ンダ、ソレカラ直グニ奥山ヘ行ッタ、漸々《ようよう》切先ガ一
寸半モカカッタト思ッタ、大勢ノ混ミ合イ場ハ長刀モヨシワルシダト思ッタ、多羅尾ハ禿....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
りで探り寄ると、敷布団に手が障りましたから、ぴったり枕元へ坐りまして、 小兼「一
寸半治さん、お前は本当に愛想もこそも尽きた人だよ、お前のような不人情な人と知らず....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ト称ス秋月苗高五六尺葉互生紅黄草ノ如ニシテ大ナリ花モコウヲウソウノ如ニシテ大サ一
寸半許色紅黄単葉モ千葉モアリ葩《ハナ》長ク蔕ハツハノヘタノ如ク又アザミノ如シ九月....
「古事記」より 著者:太安万侶
しばがき》の宮においでになつて天下をお治めなさいました。天皇は御身のたけが九尺二
寸半、御齒の長さが一寸、廣さ二分、上下同じように齊《そろ》つて珠をつらぬいたよう....