寸白[語句情報] »
寸白
「寸白〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寸白の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
ども、心配を致しました揚句《あげく》で、母親がきり/\癪《しゃく》が起りまして、
寸白《すばく》の様で、宿屋を頼んでも近辺に良い医者もございませんから、思う様に癒....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
か》さんは何時《いつ》も壮健《たっしゃ》だねえ」 さ「えゝ私《あたし》ア是まで
寸白《すばく》を知りませんよ、それに此間《こないだ》は又結構なお香物《こう/\》....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
はあ煮たて豌豆、古道具、古着の類。何じゃ、片仮名をもってキミョウニナオル丸、疝気
寸白虫根切、となのった、……むむむむ疝気
寸白は厭わぬが、愚鈍を根切りの薬はないか....
「特殊部落の犯罪」より 著者:豊島与志雄
がら、鼻をうごめかした。 「おつる坊!」小さな時からの呼び名を大声に口走って、一
寸白眼を見張って続けた。「こっちい来てみろ。お前の髪毛どねえ匂いがするか。」 ....
「香奠」より 著者:豊島与志雄
ぺら饒舌る彼の気持が分りませんでした。そして余り彼の顔を見つめてたせいか、彼は一
寸白けた顔付をして云いました。 「だって……先生だって、見れば屹度お笑いなさるに....
「決闘場」より 著者:岡本かの子
女が馬車に乗ってたら、 関所の因業なおじさんは、 ちっとも通行税とらないで、 一
寸白髪頭をこすって、 低い幌馬車見送った。 タラッタ、ラタ、ラッタラー、 ………....