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寺主
「寺主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺主の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
を譲った。今川次郎|大輔義元である。処が此時横槍を入れたのが義元の次兄で、花倉の
寺主|良真である。良真の積りでは兄である自分が家を継ぐべきなのに、自分丈が氏輝、....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
りした顔になって、開け放しになった口を閉じようともしない。検事の隣の椅子では、大
寺主任警部が、これは又今にも怒鳴りそうなおっかない顔であたりを見廻わしている。帆....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
すよ」
おせい様をふり切るようにして、お民は、そそくさと帰って行った。
龍造
寺主計《りゅうぞうじかずえ》が、東海道から江戸へはいったのは、この、お民が、おせ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
来をたずねてみたら、その答えに「昔高野山の寺の内に一人の僧があって陰謀を回らし、
寺主の僧の位置を奪い自らその位に据らんと企てたことが発覚して捕えられ、後来の見せ....
「長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
せられて以来、代々その長たるものを長吏と云っている。「拾芥抄」僧官の部に、 三井
寺主 云之。 とある。叡山で座主、東寺で長者という類で、勧修寺でもやはりその最....