寺井[語句情報] »
寺井
「寺井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺井の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
へ往復し白山温泉へ下り白峰へ六時間、午後一時半の自動車で鶴来へいたり金沢あるいは
寺井へ午後九時何分の汽車に乗る。神戸へ翌午前七時四分着、雪の割合多いところばかり....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
たゆえであった。なお、巻十九(四一四三)に、「もののふの八十をとめ等が※みまがふ
寺井のうへの堅香子の花」、巻十九(四一九三)に、「ほととぎす鳴く羽触にも散りにけ....
「田舎者」より 著者:豊島与志雄
依田氏は初めて、郷里のことを何かと尋ねてきた。そこでまた一しきり話してるうちに、
寺井という名前が出てきた。
寺井家は岸本の家と遠縁に当っていて、もう十年ばかり以前....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
三囲祠稍成彎状。至長命寺。一折為桜樹最多処。寛永中徳川大猷公放鷹於此。会腹痛。飲
寺井而癒。曰。是長命水也。因名其井。並及寺号。後有芭蕉居士賞雪佳句。鱠炙人口。嗚....
「九谷焼」より 著者:中谷宇吉郎
う。 私が小学校へは入った頃から、四里《より》ばかり離れた隣郡《となりぐん》に
寺井《てらい》という町があって、そこに陶器の会社が出来た。そこでは、九谷を日用品....