寺小姓[語句情報] » 寺小姓

「寺小姓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寺小姓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
合で暮れてから庄屋の家を出ることもあった。その帰り途で、彼女はここらにめずらしい寺小姓風の美少年に出逢って、暗い鎮守の森の奥や、ひと目のない麦畑のなかへ一緒に連....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
まっ先に、あなたから呼びかけられる弁信さんは果報です。さだめて綺麗《きれい》なお寺小姓か、若い美僧で、忘れられない、あなたの昔なじみなんでしょう」 「ええ、全く....
家なき子」より 著者:楠山正雄
すを持ち出して来た。かれらはこれを同じようなもったいらしさと、行儀よさをもって、寺小姓が和尚さんにかしずくようにしていた。ガロフォリがこしをかけると、もう一人の....
鸚鵡蔵代首伝説」より 著者:国枝史郎
?」 「幾歳でもよい」 「十四、それとも十五かしら」 「うるさいと申すに」 「お寺小姓? それとも歌舞伎の若衆?」 「斬るぞ!」 「ホ、ホ、ホ、斬るぞ、うるさい....