寺屋[語句情報] »
寺屋
「寺屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
が悪いけれども、本当の事は、私にはわからない。 この間、私が見た芝居では、天王
寺屋兵助という盲目の男が五十両の金|故に妻を奪われ、自分は殺され、まだその他にも....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
、本当の事は、私にはわからない。 B この間、私が見た芝居では、天王
寺屋兵助という盲目の男が五十両の金|故に妻を奪われ、自分は殺され、まだその他にも....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
、ちょっと言葉に云い表わせないような、濃艶さを持った女であった。薄紫の単衣、鞘形
寺屋緞子の帯、ベッタリ食っ付けガックリ落とした髷の結振りから推察ると、この女どう....
「郷介法師」より 著者:国枝史郎
利右衛門はちょっと気不味そうな顔をしたが、 「いや左様ばかりは云われませぬ。天王
寺屋宗休、綿屋一閑、みな襲われたではござらぬかな。お大名衆では益田長盛様、石田様....
「魔像」より 著者:林不忘
き》で満谷剣之助《みつたにけんのすけ》という、名を聞くとばかに強そうな人が、金山
寺屋《きんざんじや》の音松《おとまつ》という眼明《めあか》しと、ほか五、六人の重....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
うなずくと同時に、さては死に花の探索に思わぬ眼鼻がついたのか、あるいはあの、満願
寺屋《まんがんじや》水神《すいじん》騒ぎの一件か、それとも、ことによったらいろは....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
シャサの館という。いくつかの山を掘り割りて水を引き、三重四重に堀を取り廻らせり。
寺屋敷・砥石森などいう地名あり。井の跡とて石垣残れり。山口孫左衛門の祖先ここに住....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
めつけた三名の兇漢のために、息の根を止められたように引きずられてゆき……そのまま
寺屋敷の一軒のうちへ、吸いこまれるように隠れてしまった瞬間の出来事までを――辰は....