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「寺町通り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寺町通りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
かないが、中古から(徳川氏初期からを指す)京都の方では非常に盛大なものであった。寺町通りには軒並みに仏師屋があってそれぞれ分業の店々がまた繁昌をしている。中古の....
蠅供養」より 著者:田中貢太郎
動かして蠅を追った。蠅は前の帳場格子の上に往って手足を動かしはじめた。其処は京の寺町通り松原下町にある飾屋であった。店には二三人の小僧がいて、入って来る女客に頭....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
って右のように物語りつつ、やがて京の町に入り、薩州邸へと帰着するかと思うと、上京寺町通り裏、石薬師門外のあたりで二人の姿が消えました。これより先、がんりきの百蔵....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
、大久保家の旧家臣高橋成信(今は七ツ寺の大道売卜者)、青山家の浪人西郷忠英(今は寺町通りの往生寺の寄人)、桑山家の浪人夏目主水(今は大道のチョンガレ坊主)、久世....
小説 円朝」より 著者:正岡容
た金龍寺の門番へのお心付けも、どうやらやれるようになった。 やっと圓朝は森下の寺町通りを、薄氷を踏む思いして駈け出さないでもいいようになってきた。 「ありがた....