寺社[語句情報] »
寺社
「寺社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺社の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
内の仕事じゃあありませんが、なにしろ事件が大きいから、ひと通りは調べて来いと、御
寺社の方から声がかかったものですから、何がなんだか夢中で飛び出して来ました。いず....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
るわけにも行かないので、半七はそれを町奉行所へ報告すると、町奉行所から更にそれを
寺社奉行に通達した。
寺社奉行の方で取り調べると、松円寺には当時住職がないので、留....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
という坊主を締め上げるか、それが一番早手廻しだが、なにぶん一方は旗本屋敷、一方は
寺社の係りだから、おれ達が迂闊《うかつ》に手を入れるわけにも行かねえので困る。ま....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に潜《もぐ》り込んでいるのだろうと思うが、迂濶に踏み込むわけにも行かねえ。又ぞろ
寺社へ渡りを付けるか。うるせえな」 この時、うしろの草原で犬の吠える声が頻りに....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
である。実に途方もない奇怪な出来事ではあるが、寺の方からその届け出があった以上、
寺社奉行も単にばかばかしいといって捨てて置くわけにも行かなかった。 時光寺はあ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
呼んで云った。 「かしこまりました。まあ、なんとかこじつけてみましょう。しかし御
寺社の方はよろしいのでございましょうな」 寺の門前地は
寺社奉行の支配で、町方の....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れもよく詮議しなけりゃあならねえ。神社の絵馬をどうしたの、こうしたのというのは、
寺社の支配内のことで、おれたちの係り合いじゃあねえ。殊に堀ノ内の先だと云うのだか....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
門前に住んでいる。現にこの芝居小屋も寺内にある。寺内は勿論、寺門前の町屋はすべて
寺社方の支配に属しているのであるから、町奉行所付きの者が、むやみに手を入れると支....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
神田の半七と桐畑の常吉の手であげられた。津の国屋の菩提寺の住職と無宿の托鉢僧とは
寺社方の手に捕えられた。これでこの一件は落着した。 これまで書けば、もう改めて....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は非常にやかましいのですから、そのときは一旦無事に引き揚げて、町方からあらためて
寺社奉行へ届けた上で、わたくし共が捕り方に出向きました」 「善昌は素直につかまり....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、参詣人の眼をおどろかしたに相違ありません。 この評判があまり高くなったので、
寺社方の役人も検分に来ました。たとい小銭にしても、天下通用の貨幣をほかの事に用い....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て、赤子を抱いた幽霊におどかされたらしい。 これは浅草寺内の出来事であるから、
寺社奉行の係りである。それが他殺でなく、幽霊を見て恐怖のあまりに心臓を破って死ん....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
判ればいいのだか……」 「ズウフラの方はまあ別として、ともかくもこれだけのことを
寺社の方へ届けて、岡崎屋の伊太郎を引き挙げてしまおうじゃありませんか」 「だが、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
い註釈を加えるのを憚っているらしかったが、それから半年の後にその住職は女犯の罪で
寺社方の手に捕われたのを聴いて、お道は又ぞっとした。彼女は危い断崖の上に立ってい....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
みに来る者も多い。そんなわけで、高源寺の縛られ地蔵はまた繁昌しました。 それが
寺社方の耳にはいって、役人が念のため出張すると、なるほど跡方の無いことでもなく、....