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寺社奉行
「寺社奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺社奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、行くんですかい」 「…………」 「ね! ちょっと! 品が違うんですよ、品がね。
寺社奉行所にだって人足アいくらでもあるんだからね。越後《えちご》から米つきに頼ま....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
おいらなんだ。うぬ、男だな!」 「何を無礼なことおっしゃるんです! かりそめにも
寺社奉行《じしゃぶぎょう》さまからお許しのお富士教、わたしはその教主でござります....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ござりますがな」 「虫のよいことを申すな。女犯の罪は出家第一の不行跡じゃ。おって
寺社奉行のほうに突き出し、ご法どおり日本橋へさらし者にしたうえ百たたきの罰を食わ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
やかなその右門流が飛び出しました。 「急がなくちゃならねえ! ひとっ走り、伝六、
寺社奉行さまのところへ行ってきな」 「フェ……?」 「何をとんきょうな返事してい....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
《けや》村のお園《その》とかいう所です。御承知でもありましょうが、坊主や虚無僧は
寺社奉行の支配で、町方《まちかた》では迂濶に手を着けることが出来ないのですから、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
るわけにも行かないので、半七はそれを町奉行所へ報告すると、町奉行所から更にそれを
寺社奉行に通達した。
寺社奉行の方で取り調べると、松円寺には当時住職がないので、留....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
それから四日の後、音羽の旗本佐藤孫四郎は町奉行所へ呼び出された。寺の住職祐道は
寺社奉行の名によって同じく呼び出された。祐道は出頭したが、孫四郎はその前夜に急病....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
である。実に途方もない奇怪な出来事ではあるが、寺の方からその届け出があった以上、
寺社奉行も単にばかばかしいといって捨てて置くわけにも行かなかった。 時光寺はあ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
けてみましょう。しかし御寺社の方はよろしいのでございましょうな」 寺の門前地は
寺社奉行の支配で、町方の係りではない。そこへみだりに踏み込むことは出来ないので、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
が、むやみに手を入れると支配違いの面倒がおこる。十分の証拠を挙げて、町奉行所から
寺社奉行に報告し、その諒解を得た上でなければ、町方の者が自由に活動することを許さ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は非常にやかましいのですから、そのときは一旦無事に引き揚げて、町方からあらためて
寺社奉行へ届けた上で、わたくし共が捕り方に出向きました」 「善昌は素直につかまり....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て、赤子を抱いた幽霊におどかされたらしい。 これは浅草寺内の出来事であるから、
寺社奉行の係りである。それが他殺でなく、幽霊を見て恐怖のあまりに心臓を破って死ん....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
うのが今度の事件について先ずお調べを受けました。神明の境内で起った事件ですから、
寺社奉行の係です。彼の若侍がお金を連れ出したという疑いから、こんな騒動が持ちあが....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ッ。また参ったかッ。た、誰の許しをうけて来入致しおった! 退れッ。退れッ。老中、
寺社奉行の権職にある公儀役人と雖も、許しなくては通れぬ場所じゃ。出いッ。出いッ。....
「特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
この頃になってかような問題が起ったものとみえる。これに対する指令は、 候。右は
寺社奉行中え懸合之上申達候。以上。 とある。これより十七年前、享和二年四月の江....