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寺社方
「寺社方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺社方の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
。それでねえと、なにかの時に都合の悪いことがある」 二人は名主の家をたずねて、
寺社方の御用で来たことを一応とどけて置いた。ここでも事件のひと通りを聞かされたが....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
かを教えてやった。それからすぐに身支度をして、半七も寺社奉行の役宅へ出て行った。
寺社方の許可を得て、かれは何かの活動に取りかかるらしく、役宅から帰ると更に子分の....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
門前に住んでいる。現にこの芝居小屋も寺内にある。寺内は勿論、寺門前の町屋はすべて
寺社方の支配に属しているのであるから、町奉行所付きの者が、むやみに手を入れると支....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
神田の半七と桐畑の常吉の手であげられた。津の国屋の菩提寺の住職と無宿の托鉢僧とは
寺社方の手に捕えられた。これでこの一件は落着した。 これまで書けば、もう改めて....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、参詣人の眼をおどろかしたに相違ありません。 この評判があまり高くなったので、
寺社方の役人も検分に来ました。たとい小銭にしても、天下通用の貨幣をほかの事に用い....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の方針を授けられて、善八も怱々に出て行った。 三 観世物小屋の一件は
寺社方の支配内であるから、半七は翌あさ八丁堀同心の屋敷へ行って、今度の一件に対す....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
い註釈を加えるのを憚っているらしかったが、それから半年の後にその住職は女犯の罪で
寺社方の手に捕われたのを聴いて、お道は又ぞっとした。彼女は危い断崖の上に立ってい....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
みに来る者も多い。そんなわけで、高源寺の縛られ地蔵はまた繁昌しました。 それが
寺社方の耳にはいって、役人が念のため出張すると、なるほど跡方の無いことでもなく、....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
、今朝、墓場の向うの木の下でお新さんの屍骸を見つけ、この坊さんや引いては自身が、
寺社方《じしゃかた》の前へ突ん出されめえと、これ、この棒で、」と手の青竹を振って....