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「寺観〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寺観の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
処に在った。そこからは腰の痛みの軽い日は、杖《つえ》に縋《すが》りながらでも、笠寺観音から、あの附近に断続して残っている低い家並に松株が挟まっている旧街道の面影....
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
》し。その状あたかも十七世紀に、英国内乱に際し、旧儀古式を全廃し、セントポール大寺観を市場と化し、その洗礼盆で馬を浴せしめ、愚民|嗷語《ごうご》して、われは神を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
氏の「土俗覧帳」(『人類学雑誌』二八巻十号)に『大朝』紙を引いて、尾張海東郡甚目寺観音院境内にオサルサマあり、子を授くるとて信者多し、その本尊木彫の猴、高さ一尺....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
ないが、このビルジングを、礎から貫いた階子の、さながら只中に当っていた。 浅草寺観世音の仁王門、芝の三門など、あの真中を正面に切って通ると、怪異がある、魔が魅....
日和下駄」より 著者:永井荷風
に力《つと》めて欧米各国の建築を模倣せんとしているが、私の目にはいまだ一ツとして寺観の屋根を仰ぐが如き雄大なる美感を起させたものはない。新時代の建築に対するわれ....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
観音 推古天平室に佇立したわたくしは、今さら、観音像の多いのに驚いた。 聖林寺観音の左右には大安寺の不空羂索観音や楊柳観音が立っている。それと背中合わせにわ....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
画乗要略」には、 「宮本武蔵、撃剣ヲ善クス。世ニイフ所ノ二刀流ノ祖ナリ。平安ノ東寺観智院ニソノ画有リ、山水人物、法ヲ海北氏ニ習フ。気豪力沈」 と、みえ、また「....