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寺鐘
「寺鐘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寺鐘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
夜叉王 いや、それも時の運じゃ、是非もない。姉にはまた姉の覚悟があろうよ。 (
寺鐘と陣鐘とまじりてきこゆ。楓は起ちつ居つ、幾たびか門に出でて心痛の体。向うより....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
量罪障の真諦を授け、終つて一句の偈を連らぬ。
一念称名声 功徳万世伝 青黛山
寺鐘 迎得真如月
なほ六美女は当時十八歳なりしが、かねてより六字の名号を紙に写....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
う虫目金とか、久能山東照宮にある西班牙マドリー製の置時計とか、京都市妙心寺の南蛮
寺鐘とか、そんなものを西洋の遊覧者が見て起す気持に似ていたかも知れなかった。少し....
「向嶋」より 著者:永井荷風
》ニ遠ク聴クベシ。遊舫《ゆうほう》ノ笙《しょう》、漁浦ノ笛モ遠ケレバ自ラ韻アリ。
寺鐘、城鼓モ遠ケレバマタ趣キナキニアラズ。蛙声ノ枕ニ近クシテ喧聒《けんかつ》ニ堪....