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対外
「対外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
対外の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
順序として、まず日清戦争当時のことから申上げましょう。 日清戦争当時は初めての
対外戦争であり、従軍記者というものの待遇や取締りについても、一定の規律はありませ....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
適応するかぎりはその実際上の結果はすなわちみな同一なればなり。 国民論派の
対外旨義 国民論派の内治に係る旨義は大概かくのごとし。今その外政に係る大要を吟....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
書いてよこした。イギリスとの戦争は避けられないかもしれないとある。自分はもとより
対外硬の意見で、時局がここまで切迫して来ては攘夷の実行もやむを得まいと信ずる、攘....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
見えた。之と直接政治的連絡のある軍需工業の隆盛、それからインフレーション、低賃銀
対外為替安による軽工業製品・化学工業製品・手工業的製品・の輸出の隆盛によって、日....
「「手首」の問題」より 著者:寺田寅彦
人は踊らないであろう。 欧州大戦前におけるカイゼル・ウィルヘルムのドイツ帝国も
対外方針の手首が少し堅すぎたように見受けられる。その結果が世界をあのような戦乱の....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
を国防の精神によって、該兵器を没収することを内外に宣言いたしました。これによって
対外関係はいよいよ悪化し、帝国政府は遂に宣戦布告を決意したものと見られています。....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
になって来つつあるのを見逃すことは出来ぬ。まして最近数ヵ月間の、軍需工業の拡大や
対外為替安による外見的好況は、重軽工業に於ける技術家の「社会的」需要に取って、久....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
省の係りであるらしい。それを他の閣僚までが軍部の仕事と思い違いしていたとすれば、
対外折衝は軍部のやることだというような考えが閣僚自身の習慣になった程に、外務省側....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
「日本文化中央協会」と云ったようなものを、民間に造るそうである。云うまでもなく「
対外文化宣揚」がその目的なのである。 そこで、さし当り着手する事業は、一、日本....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
軍部の一元的な意図は人の知る通りだから、従って又人は、粛軍という吏道振粛が一つの
対外的動向であることをよく知っているわけだ。であればこそ軍部道は、社会百般の事物....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
か。いてくれてしあわせだったな。……実は、ちょっとうるさいことがあってね。それが
対外的の意味をもっているんで、いつもの通り、いきなり塾生みんなの相談にかけても、....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
木骨に触れる性の無い堅さを感じる。これは永年の劇しい創作的努力と英国紳士としての
対外的妥協の生涯から来た全身的疲労の一部だとも考えられる。そして少し光る眼で二人....
「小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
)芽生座(伊藤基彦氏)子分の会(牛原虚彦氏)劇と評論(北村寿夫氏)の弔辞、ソ同盟
対外文化連絡協会長カメネワ夫人の弔電の朗読があった。遺族、近親の焼香の後、劇場代....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
して語り明かした事もあった。が、お互いの打明けた談合の外は話題はイツデモ政治談や
対外策、人生問題や社会問題に限られて滅多に文学に触れなかった。偶々文学談をしても....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
の「世論」を代表するのだろうか、とすぐそういうことが私には疑問になる。日本政府の
対外的声明や発表は勿論公式言論であるが、それでも不足だというので出かける民間代表....