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対州
「対州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
対州の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
もしこの決断がなかったら、日本国はどうなったろう。軽く見積もって蝦夷はもとより、
対州も壱岐も英米仏露の諸外国に割き取られ、内地諸所の埠頭は随意に占領され、その上....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
洲馬はまるで駄馬ですね。小さくて……」 「さようさよう。あの次に小さいのは日本の
対州馬でしょうよ。ハハハハ……しかし、よくこんなに各地の純粋種ばかり集めて乗り馴....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
華族ぐらいには、到る処で買冠られたもんだ。 この勢いで北は図満江の鮭から、南は
対州の鰤に到るまで、透きとおるように調べ上げる事十年間……今度は内地に帰って、水....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
嘱を受けて憲政擁護運動のため九州に下り、玄洋社の二階に起居し、後、大正六七年頃、
対州の親戚某氏の処で病死した。享年七十……幾歳であったか、実は筆者も詳しく知らな....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
いた。水戸浪士はもはや水戸斉昭ではない。主幕藩的公武合体運動の頭目たる首相安藤|
対州《たいしゅう》を襲撃した彼の坂下門《さかしたもん》事件が、藩士尊攘派の幕末史....