対空[語句情報] » 対空

「対空〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

対空の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
空中からの陸上や海上に対する攻撃の威力は極めて大きいのに対し、防空は至難である。対空射撃その他の防空戦闘の方法は進歩しても、成層圏にも行動し速度のますます大とな....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
見えず、貸し望遠鏡はどこかへ姿を隠し、その位置には代りあって、精巧を誇る測高器と対空射撃算定器とが、がっしりした三脚の上に支えられ、それからやや距ったところには....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ち特攻隊の通路に三重四重に戦闘機隊の網をはる事、弾幕を完全なものにするため船舶の対空砲火を増大する事、内地の航空基地の攻撃激化、B29等による本土空爆の強化、こ....
海底大陸」より 著者:海野十三
たみょうなものが甲板のあちこちにある。その形から推して、大砲のようなものもあり、対空砲のようなものもある。これではりっぱな仮装巡洋艦だ。 甲板上のあちこちで大....
相対性原理側面観」より 著者:寺田寅彦
。卵を直立させるには殻を破らなければならない。アインシュタインはそこで余儀なく絶対空間とエーテルの殻を砕いたまでである。 殻を砕いて新たに立てた根本仮定から出....
デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
て理解せられる神は、絶対矛盾的自己同一的に自己自身を限定する絶対現在、あるいは絶対空間というべきものでなければならない。それは無基底的基底として、歴史的世界の基....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
した。 「どうも今日の爆撃は変だね。いやに地底ふかく浸透するじゃないか。おい君、対空本部へ電話をかけて事情を聞いてみよ」 議長は私に命令した。 私は早速、対....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
とめられた。そして陣地がつくられ、車の上へ積んできた怪力線砲と、音響砲は下され、対空戦闘の用意はととのえられた。 「戦闘開始」 と、帆村は警備隊長の竜造寺兵曹....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
ちょっと辛い高度だな。それでは高射砲に物をいわせてやろう。第一戦隊、射撃準備!」対空射撃高度が十キロを越す十|糎高射砲の陣地では、一斉に砲弾と火薬とが填められた....
空襲警報」より 著者:海野十三
び下りる。 ピリピリピリピリ。 注意せよ?――というしらせだ。 「……各個に対空射撃用意ッ!」 だが、高射砲はまだ沈黙して、ウンともスンともいわない。 ....
物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
wissenschaft. Phoronomie.〕)。今もし始めの第三批論の絶対空間と後の理念としての絶対空間とが同一であるならば茲には何の矛盾も起きない筈で....
空間概念の分析」より 著者:戸坂潤
間(それは物理的観測の座標に外ならない)をば空間の複数を以て呼び、理念としての絶対空間に之を対立せしめた。故に 〔Ra:ume〕 はカントに於ても Raum で....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
肺のレントゲン写真をちょうど現像タンクから引き出すところだった。裏山に立っている対空監視の学生が「怪しい飛行機が頭上に侵入しまあす。退避、退避」と突然怒鳴るのを....