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対酌
「対酌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
対酌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「紅黄録」より 著者:伊藤左千夫
る。海気をふくんで何となし肌当たりのよい風がおのずと気分をのびのびさせる。毎夕の
対酌に河村君は予に語った。妻に子がなければ妻のやつは心細がって気もみをする、親類....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
た。それは山陽の天草洋や文天祥の正気歌などで、就中尤もよく吟じたのは李白の『両人
対酌山花開、一杯一杯復一杯、我酔欲眠卿且去、明朝有意抱琴来。』を繰返し繰返し吟じ....
「濁酒を恋う」より 著者:佐藤垢石
二度見候ゆへ二望嶽と名付置申候。本名は白雪と申候。至って和らかにて宜敷聯句馬生に
対酌――などとある。これは昔、酒樽を灘から船で積み出し、遠州灘や相模灘で富士の姿....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
の真面目をとどめて殊勝らしく坐り込み、親方の不在にこう爛酔では済みませぬ、姉御と
対酌では夕暮を躍るようになってもなりませんからな、アハハむやみに嬉しくなって来ま....