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封事
「封事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
封事の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
めに、支那では「欲レ食二其肉一」という語があり、かの有名な胡澹庵《こたんあん》の
封事中にも「人皆欲レ食二倫之肉一」というてある。これは、開明社会では、単に比喩の....
「連環記」より 著者:幸田露伴
ら、大した事跡は遺さなかった。文筆の業も、在官の時、永観元年の改元の詔、同二年、
封事を上らしめらるるの詔を草したのを首として、二十篇ばかりの文、往生極楽記などを....
「沙門と屠児」より 著者:喜田貞吉
沙門と屠児 喜田貞吉 三善清行の「意見
封事」に、延喜頃の人民が課役を避けんが為に出家して、天下の民三分の二は皆禿首とい....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
事であった。そしてそれが為に彼らは餌取の名を与えられていたのだ。三善清行の「意見
封事」に、脱税出家の沙門の徒を評して、その「家に妻子を蓄へ口に腥※を啖ふ」の行為....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
したものであったと解せられる。 ここに濫僧とは、当時の文章博士三善清行の「意見
封事」に、当時の人民課役を避けんが為に、私に髪を剃り、猥りに法服を着けて、法師の....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
声聞師たる俗法師の亜流であらねばならぬ。いわゆる俗法師の多数は、三善清行の『意見
封事』に見ゆる通り、家に妻子を蓄え口に腥※を喰い、形は沙門に似て心は屠児の如き輩....
「濫僧考」より 著者:喜田貞吉
文で明白だ。しからばその濫僧の起原やいかに。 延喜十四年三善清行の上った「意見
封事」十二個条のうちに、 、及び宿衛舎人の凶暴を禁ぜんと請ふ事 を著けて其の身を....