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「封鎖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

封鎖の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
とを研究し用意することになる。地球の上に人類|相斃《あいたお》し合う戦争が永遠に封鎖されなければならないと同時に、大宇宙にもまた宇宙戦争を生ぜしめてはならないの....
深夜の市長」より 著者:海野十三
事かもしれないが……。 と僕は思ったけれど、僕の行く道はいずれにしろもう完全に封鎖されていた。この上は本当にも嘘にも、いま声をかけてくれた道一方しか逃げ場がな....
振動魔」より 著者:海野十三
密着壁膜をつくり、その上に第二層として更に黄金の粉末をもって鍍金し、病菌の活躍を封鎖したのだった。 この白石博士を、柿丘秋郎は恩人と仰いでいると、茲に誌したが....
ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
課長大江山警部などの、刑事部首脳が駆けつけてくるまでの帆村荘六は、滑稽な惨めさに封鎖されていた。 「外山君」と大江山課長は、その警官の名を呼んだ。 「帆村探偵の....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
牲艦隊じゃったのは四五年前までのことじゃ。日本が東シナ海を、琉球列島と台湾海峡で封鎖すれば、どんなに強くなるかということは、米国がよく知っている。この辺は、日本....
柿色の紙風船」より 著者:海野十三
。警察では、真犯人の私のことを、あろうことかあるまいことか、常習万引罪で刑務所に封鎖してしまったので、いくら巷を探したって、犯人が網に懸る筈がなかった。かくして....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
導階級等の脱法行為如何などと、いろいろ気になることばかり。 四月十一日 ◯預金封鎖、支払制限令、それから財産申告。再び物価価格統制にて物はかくれ、五百円の新円....
心臓盗難」より 著者:海野十三
この猫力でもって、いずれ近いうちにめでたく、怪賊烏啼めを刑務所の鉄格子の中に第二封鎖せんことを期しているのだった。 さてその袋猫々探偵が、S字状の坂道を半分ば....
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
か隧道の中へ押し籠められたのです。それに夢中になっている間に、爆破隊が例の入口|封鎖を見事にやってのけました。むろん機関車にのっていた警官や乗務員連中は爆破の前....
発明小僧」より 著者:海野十三
わせにして下さい。そうでないと……。」 陸相「それまでッ、喋り方やめイ」 長江封鎖機 社長「ちょっと待って下さい。わしは製氷会社の社長ですよ。兵器を作れったっ....
明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
。が、今日坪内君はこれを傑作とも思うまいし、また坪内君の劇における功労は何百年来封鎖して余人の近づくを許さなかったランド・オブ・シバイの関門を開いたのであって『....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
その票面に選挙者の名すなわち自名と、法王に当たるべき法老の名と両方相書し、これを封鎖して神壇の上に置き、おのおの誓式を行う。その式終わりて投票を開披し、票数その....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
。四面の連山はみな奇巌骨立、幾層なるを知らず。その岩陰は、ことごとく残雪をもって封鎖せらる。しかして遠山の雲煙の間に隠見するところ、さらに趣を添う。かつ、渓谷の....
和製椿姫」より 著者:大倉燁子
い。何しろひと頃あんなに景気のよかった軍需会社も終戦と共に閉社してしまって、第二封鎖と財産税とにいためつけられてしまった上、十人近い家族を抱えての居食いだから、....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
年の講義録を再修正する前に、私の年来最大の関心事であるナポレオンの対英戦争の大陸封鎖の項に当面し、全力を挙げて資料を整理し、昭和二年から三年への年末年始は、これ....