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射場
「射場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
射場の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
に出なかった。 ガッチリ弓を棚に掛け、袴両袖をポンポンと払うと、静かに葉之助は
射場を離れ、端然と殿の前へ手を支えた。 「未熟の弓勢お目にかけお恥ずかしゅう存じ....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
うなヴェランダのついたコテージの中へ、酒場だの、グリルだの、モンテ・カルロ式の鳩
射場などをこしらえて、戦争中、毎日パァティをして遊んでいたというんですから」 ....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
落胤云々、と手紙を以て密告に及んだ。栴檀の木稲荷の絵馬売の老婆に託して、源之丞が
射場通いの途中、密と手渡して貰ったのであった。 「容易ならぬ一大事」 早速野末....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ました。老年になってからのお子さんで、大切になさるのだと聞きました。馬場はまた弓
射場にもなっているので、月に幾日か弓袋を持った人が出入して、的に中る矢の音が聞え....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
やってちょうだいね」 キャラコさんは、日曜ごとに長六閣下と戸山《とやま》ヶ原の
射場へ出かけて行って、射※《しゃだ》のカンヴァスに閣下と並んで腹ばいになって、い....