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射干玉
「射干玉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
の節々の挫けるような、疼きを覚えた。……そうして尚、じっと、――じっとして居る。
射干玉の闇。黒玉の大きな石壁に、刻み込まれた白々としたからだの様に、厳かに、だが....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
立った。足から膝まで光線に浸って、着ている物の柄さえ読める。あたりを罩《こ》める
射干玉《うばたま》の夜陰に、なんのことはない、まこと悪夢の一場面であった。 「お....