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射水
「射水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
射水の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
二十四日は割にいいお天気で千垣行の電車の中から立山連峰が雄大に見えます。そして、
射水中学の校長先生が乗っていられて立山の話をされました。先生は称名ノ滝までお子様....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
三十七 岩村玄石を縛りあげて厳重に取調べますと、此の者は越中国
射水郡高岡の町医の忰で、身持|放埓のため、親の勘当を受け、二十歳の時江戸に来て、....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
分散して、夫婦の中に十歳になりますお繼という娘を連れて、行く処もなく、越中の国|
射水郡高岡と云う処に、萬助という以前の奉公人が達者で居ると云うから、これを頼って....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
の頂との境に、一条濃い靄が懸った、靄の下に、九十九谷に介まった里と、村と、神通、
射水の二|大川と、富山の市が包まるる。 さればこそ思い違えた、――峠の立場はこ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
)も類似の歌であるが、この「国溢り」の歌が一番よい。なお、「南吹き雪解はふりて、
射水がはながる水泡の」(巻十八・四一〇六)、「
射水がは雪解|溢りて、行く水のいや....
「水と骨」より 著者:佐藤垢石
利根の支流片品川の方が水温が低いのである。 遠く加賀の白山の裏川から源を発する
射水川、越中立山の西北から出る神通川も共に、日本海へ注ぐのではあるが、上の保、吉....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
した田遊びの神事には、必らず牛が出るが、稀には生きた本物が出るのがある。富山県|
射水《いみず》郡|下村《しもむら》の加茂神社の春季祭に牛乗式が行われるが、この牛....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
編武蔵風土記稿。因に本誌第一巻(九五ページ)の余白に、能登十六氏の投稿で、越中国
射水神社の獅子頭が竜頭であろうとの記事が見えている。 〔註六〕郷土研究第三巻第十....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
飛騨の高山や船津、東北では伊達郡の掛田などでこれをイドグサと呼んでいる。富山県の
射水郡ではイケバタまたはイケノハタという。このイケも池ではなく、あの辺の方言で井....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
暫らく言い馴れて後に、後を切って簡単にしたものである。ところが北国の方でも婦負・
射水の二郡の境では、雀をノキバノオバサンなどという処があるのである。毎日毎日家の....