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射術
「射術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
射術の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人伝」より 著者:中島敦
蹈《こうとう》して胸を打ち、初めて「出かしたぞ」と褒《ほ》めた。そうして、直ちに
射術の奥儀秘伝《おうぎひでん》を剰《あま》すところなく紀昌に授け始めた。 目の....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
言った。 「この児の人相は善くない。後には我が一族を亡ぼすものである」 敬業は
射術ばかりでなく、馬を走らせても消え行くように早く、旧い騎手も及ばない程であった....
「弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
。 「あいや、ご無用、まだ早うござる。……なるほど防身は確かでござる。が果たして
射術の方は? ……両様の態定った暁、何も彼もお明しなさるがよろしい」 ここでに....
「興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
いで物頭列にせられて紀姫附になった。文化二年に致仕した。宇平太の嫡子順次は軍学、
射術に長じていたが、文化五年に病死した。順次の養子|熊喜は実は山野勘左衛門の三男....
「三国志」より 著者:吉川英治
した。 まさかそれが曹操兄弟とは気づかなかったので、緩慢にも弓組の列を布いて、
射術を競わせたものだった。 びゅっん―― ぶうっん―― 弦は鳴り矢はうなっ....