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将器
「将器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
将器の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三国志」より 著者:吉川英治
悔いを眉ににじませている――が彼はすぐその非を知った。 「わしは将だ。彼は部下。
将器たるわしの不才が招いた過ちだ」 さしずめ玄徳は、落ちてゆく道を求めなければ....
「三国志」より 著者:吉川英治
およそ、将たる人は、天文に通じ、地理に精しく、陣団の奇門を知らずしては、いわゆる
将器とはいわれますまい。雲霧の蒸発などは、大地の気温と、雲行風速を案じ合すれば、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
はなくなろう。坂東武者というやつは、元来がそういうところで自己を託している人間の
将器というものの軽重を、内々、測っているやつだ。 「義助。そちの一手はここへ残す....