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「将曹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

将曹の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
禊《みそぎ》の日に大将の仮の随身になって従って出た蔵人《くろうど》を兼ねた右近衛将曹《うこんえしょうそう》は、当然今年は上がるはずの位階も進められず、蔵人所の出....
南国太平記」より 著者:直木三十五
たのであった。 大きい門の闇の中に立って、高い窓へ 「夜中、憚《はばか》り様、将曹様へ急用」 と、益満が叫んだ。 「門鑑《もんかん》」 益満が、門鑑を突き....
間人考」より 著者:喜田貞吉
すなわちこの中臣間人連老のことであろう。この外続日本紀神護景雲元年三月には、近衛将曹従六位下勲六等|間人直足人という名も見えて、直姓の家もあった。その他古文書に....
三国志」より 著者:吉川英治
今まで酒席にはしゃいでいた諸将も、一瞬に、姿勢を正し、烱々と眸をそろえながら、大将曹操の姿を迎えた。 「荀※」 曹操は、指名して云った。 「きのう、そちが予に....
三国志」より 著者:吉川英治
なあわて方だったが、趙雲は、鉄騎を引いて、その側をすれすれに馳け抜けながら敢て大将曹仁を追わなかった。 西の景門まで、驀走をつづけ、さえぎる敵を蹴ちらすと、ま....
三国志」より 著者:吉川英治
捜し求めた。 そのとき、西涼の兵が、口々に、 「紅の戦袍を着ているのが、敵の大将曹操だぞ」 と、呼ばわり合っているのを聞いて、当の曹操は逃げはしりながら、 ....
三国志」より 著者:吉川英治
た関羽の中軍旗であった。 「すわ、退路を断たれるぞ」 あわてて引っ返してゆく大将曹仁のまえに、さながら火焔のような尾を振り流した赤毛の駿馬が、莫と、砂塵を蹴っ....
三国志」より 著者:吉川英治
、重囲をのがれ得た魏兵も、馬、物の具を振り捨てて素裸同様なすがたとなり、辛くも主将曹休につづいていた。そして後に、 「ふしぎにも命が助かった」と、慄然としたが、....
放免考」より 著者:喜田貞吉
条に、 院の御牛の童 別の院の御牛の下部童 院の御飾馬の御廏舎人時廉 同口取右近将曹秦兼国 同 左近府生下毛野敦助 引馬の御廏舎人国次 同口取殿下右府生下毛野敦....