将軍[語句情報] »
将軍
「将軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
将軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
宝剣はおのずから鞘《さや》を離れるが早いか、ちょうど翼《つばさ》の生えたように金
将軍《きんしょうぐん》の方へ飛びかかって来た。しかし金
将軍は少しも騒《さわ》がず....
「古千屋」より 著者:芥川竜之介
ょう》した。(家康は四月十七日以来、二条《にじょう》の城にとどまっていた。それは
将軍|秀忠《ひでただ》の江戸から上洛《じょうらく》するのを待った後《のち》、大阪....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
望ましい語《ことば》でしょう。ところが遺憾ながら、西南戦争当時、官軍を指揮した諸
将軍は、これほど周密《しゅうみつ》な思慮を欠いていた。そこで歴史までも『かも知れ....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
かかったように、次から次へと立ち直り始めた。それはこの時彼等の間へ、軍司令官のN
将軍が、何人かの幕僚《ばくりょう》を従えながら、厳然と歩いて来たからだった。
「....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ごとく》こう言う女傑である。更に「馬上縁」の女主人公梨花を見れば彼女の愛する少年
将軍を馬上に俘《とりこ》にするばかりではない。彼の妻にすまぬと言うのを無理に結婚....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
したのを始めとして、寛永十四年島原の乱に際しては西国《さいごく》の軍に将として、
将軍家|御名代《ごみょうだい》の旗を、天草《あまくさ》征伐の陣中に飜《ひるがえ》....
「親子」より 著者:有島武郎
言い方をされると、彼も思わずかっとなって、いわば敵を前において、自分の股肱を罵る
将軍が何処にいるだろうと憤ろしかった。けれども彼は黙って下を向いてしまったばかり....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
とと考えられます。かくてドイツが南下するや、仏軍は遂に抵抗の実力なく、名将ペタン
将軍を首相としてドイツに降伏しました。 このように考えますと、今次の戦争は全く....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
激しい合戦の巷となり、時にはこの銀杏の下で、御神前をも憚らぬ一人の無法者が、時の
将軍に対して刃傷沙汰に及んだ事もある……。そうした場合、人間というものはさてさて....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
。換言すれば人間生活と不離の関係を有するものである。例えば奥州の三春駒は田村麻呂
将軍が奥州征伐の時、清水寺の僧|円珍が小さい駒を刻みて与えたるに、多数の騎馬武者....
「墓」より 著者:秋田滋
ンサンは、銃を手にして、四囲に気をくばりながら戸外へ出た。 すると犬は、ボネエ
将軍路のほうを指して、一目散に駈けて行ったかと思うと、トモアゾン夫人の墓石のそば....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
計画成ると同時に、一方において更にロセツより申出でたるその言に曰く、日本国中には
将軍殿下の御領地も少からざることならん、その土地の内に産する生糸は一切|他に出さ....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
月の名にたつ姨捨山 しるき名所と風雅士が 詩歌に詠みてぞ伝えたる 五 旭
将軍|義仲も 仁科の五郎|信盛も 春台太宰先生も 象山佐久間先生も ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
弾しなければならぬと思うのであります。 また、国際情勢を見れば、アイゼンハワー
将軍のアメリカ大統領就任、ダレス氏の国務長官就任、その巻きかえし外交の進展、ソ連....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
った「日本遊泳協会」は丁度、この河岸にあったものである。僕はいつか何かの本に三代
将軍家光は水泳を習いに日本橋へ出かけたということを発見し、滑稽に近い今昔の感を催....