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尊命
「尊命〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尊命の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三国志」より 著者:吉川英治
卓が宣言した帝位廃立をどう思う? 賛同するか、それとも、甥の奴と同じ考えか」 「
尊命の如し――であります」 「
尊命の如しとは!」 「あなたのご宣言が正しいと存じ....
「三国志」より 著者:吉川英治
れる顔を酒宴で見て、手を叩こうという、お考えだと仰っしゃるのです。――で、折角の
尊命をそむくわけにも参りませんから、貂蝉をおあずけした次第です」 「いや、それは....
「三国志」より 著者:吉川英治
て下※より淮南のあいだの通路を警備したまえ」と、いった。 玄徳は、謹んで、 「
尊命、承知いたしました」と、誓った。 宴は終って、一同、万歳を唱え、おのおの陣....
「三国志」より 著者:吉川英治
せぬように、予が遺言状をしたためておく」 玄徳は、強って辞した。 「せっかくの
尊命ですが、あなたにはお子達がいらっしゃいます。なんで私がお国を継ぐ必要などあり....
「三国志」より 著者:吉川英治
私。到底、蒙閣下のあとをうけて、そんな大任には耐え得ません。おそらく職に背いて、
尊命を汚しましょう。どうかほかの先輩にお命じ下さい」 陸遜はいくたびも辞したが....
「三国志」より 著者:吉川英治
安を取る第一義になることである――と、噛んでふくめる如く教えた。 「分りました。
尊命にたがわず死守いたします」 馬謖は、副将王平と共に、二万余の兵力を与えられ....