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「尊親〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尊親の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
若杉裁判長」より 著者:菊池寛
た、名裁判の一つでありました。普通の裁判官なら、たとえ被告に同情をするにしても、尊親族《そんしんぞく》殺人という罪名に拘泥して、どんな酌量をしても四、五年の実刑....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
牧塲の現状とを語るべし、更に甞て予が厚く信ずる処の二宮尊徳翁の霊位を藻岩村二宮|尊親氏の家に至りて親く拝せん、且つ其遺訓をも拝聴し、及び遺書をも親く拝読せん事を....
源氏物語」より 著者:紫式部
に悲しんでいる時に、太政大臣はそれほどにも思わないで、だれも経験しなければならぬ尊親の死であるというふうに見ていて、儀式がかったことだけを派手に行なって万事|了....
源氏物語」より 著者:紫式部
法華経の八講を行なわせられた。六条院のため、紫夫人のため、などと、故人になられた尊親のために経巻や仏像の供養をあそばされ、いかめしく尊い法会であった。第五巻の講....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
て尊崇すべく、我が国史上に現われたる偉人傑士は、ことごとく我ら「日本民族」共同の尊親属として、相ともにその誇りとなすべく、相ともにこれを尊敬すべきものである。 ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
に学んだのであるが、後異風を樹てて、為家を不快がらせた。後嵯峨院の皇子の将軍|宗尊親王の御師範として、鎌倉へ行っていたので、その筋の力によって撰者の中に加えられ....