» 尋く

「尋く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尋くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
から六十年ほど前、老人が十二、三才の頃には、この木の幹に張るしめ縄の長さが、五|尋くらいで足りたものが、今では六尋も要るので、千幾百年も経ってこんな大きさになっ....
六月」より 著者:相馬泰三
は何だか愉快になって来た。そしてまた続けた。 (社長さん、ちょっと思い出したから尋くが、君はもと浅草の何とかいう横町で油売りをしていたってね。――何もよけいなこ....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
礁に生えている藻草の間に棲んで餌を求めているのであるが、餌の移動に従って三、四十尋くらいの深さの砂底を、棲み場とすることもある。また夏になると、二、三百匁の中鯛....
那珂川の鱸釣り」より 著者:佐藤垢石
ち込みから下の流速が速く、しかもまだ陽が高かったならば三匁くらいの錘を餌から四|尋くらいの上方の道糸につけて置くのだ。そして、竿を落ち込みの上手の瀬の真ん中へさ....