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「小ブルジョア〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小ブルジョアの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
錯覚自我説」より 著者:辻潤
べき天国への鍵は新興プロレタリアートのみで把握しているのだ。自余のブルジョア的、小ブルジョア的、インテリゲンチャ的の一切は来るべき天国への資格を欠いている。かれ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
興の一つの場合として現われている。哲学の合理的脊柱の喪失、実証的科学への不信が、小ブルジョア・インテリの思想組織を駆って、超実際的なものへ、神秘と形而上学とへ、....
読書法」より 著者:戸坂潤
ョア分子は問題外として、注意すべきことは賃金労働に従事している層と、未だに独立の小ブルジョア的生活を営む者(自由労働者)とを区別することである。」(一二七頁)。....
五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
ある。 これらは、工場内の官僚主義に対する諷刺、プロレタリア技術発展への翹望、小ブルジョア的感傷、淫酒、淫煙の排撃。工場内ウダールニクを組織しようとする若い労....
新たなプロレタリア文学」より 著者:宮本百合子
く結構なのだ。が、残念なことにブルガーコフのソヴェト社会に向って発動する諷刺は、小ブルジョア的な尻尾をひっぱっている。 具体的にいうと、「赤紫の島」で、ブルガ....
一連の非プロレタリア的作品」より 著者:宮本百合子
ら、佐田の実践はよしんばあの形態において書かれたにしろ、その個人的な非組織性――小ブルジョア的なアナーキー性に対し、作者は目的を貫徹するための執拗な周密な行動を....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
資本主義社会に於て支配的優位を結果するような生活を営むことが出来るから、少くとも小ブルジョア階級に編入され得るのは云うまでもないし、又或る者(主に明治の半ば前後....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
くファシズム・イデオロギーでなければならないだろう。 だから普通、ファシズムは小ブルジョアのイデオロギーだと呼ばれるのに無理はない。だが之は、マルクス主義がプ....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
内に、見出される。自由は原罪と贖罪との結合となる。之は神学的自由である。懐古的な小ブルジョア反動分子のイデオロギーであるロマンティークの行きつく処は、文学的には....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
や「指導性」や「行動」は、云うまでもなく吾々人間生活(或いはプロレタリアの或いは小ブルジョアのそれとも又インテリゲンチャの)に於ける意欲・指導力・行動なのだが、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
壇・思想壇・の根本傾向の一つは、民衆の模索にあることは先にのべた。否すでに多くの小ブルジョア文学者達は、民衆を発見したように云っているのである。民衆発見という方....
」より 著者:池谷信三郎
の、って言うと、そんな小っぽけな悩みなんか踏み越えて行ってしまうんだ。自分たちは小ブルジョア階級のあげる悲鳴なんかに対して、断然感傷的になってはいられない。だけ....
農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
学は、一二の作品で農民を題材としていることがあっても、ほとんど大部分が主として、小ブルジョア層や、インテリゲンチャにチヤホヤして、農民をば、一寸、横目でにらんだ....
志士と経済」より 著者:服部之総
、時にひどい貧乏に耐えていた事態と、べつに背馳するわけでない。無産者運動の草分が小ブルジョア層から出たように究局は社会的な深い矛盾が、諸個人の思想と行動を乗せて....
蓮月焼」より 著者:服部之総
ことにはおさまらぬ。そのくせ自分だけは、けっしてしかく割切れてはいないのである。小ブルジョアジーが分解して、大量のプロレタリアートとごく少数のブルジョアジーに自....