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「小乗仏教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小乗仏教の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
その惑溺の最中に書いた抒情詩の集編であり、したがつてあのショーペンハウエル化した小乗仏教の臭気や、性慾の悩みを訴へる厭世哲学のエロチシズムやが、集中の詩篇に芬々....
十二支考」より 著者:南方熊楠
た者は、小善を治めても及び着かぬてふ自暴気味《やけぎみ》を起すかも知れず、今日の小乗仏教徒に、余り大事業大功徳を企つる者なきは多少この理由にも基づくなるべし。 ....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
段で買ってくれるものは何かというと、これは大乗仏教より他にはない。今まで西洋人は小乗仏教に欺かれて、南方ビルマや、シャム、セイロンの仏教が純真の仏教であると思っ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
希望してこの国へ来たのである。今世界に仏教の行われて居る国は沢山あるけれども大抵小乗仏教である。 大乗仏教の行われて居るシナ、朝鮮およびネパールのごときは全く....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
は、この方法を「灰身滅智の空寂」(肉体も精神も罪悪の基として否定する教えすなわち小乗仏教)と言って、肉体も精神もみな罪悪の基として否定するやり方で、本当の仏教(....
獄中通信」より 著者:戸坂潤
天台四教儀」(織田の「和解」による。なお蒙潤の「集註」あり)などもあり渡辺楳雄「小乗仏教」、ピ・ラクシュミ・ナラス「|仏教の要諦《ザ・エッセンス・オブ・ブディズ....