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「小五月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小五月の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少女地獄」より 著者:夢野久作
ロックと着換えた。誰しも疑わない姫草ユリ子の正体をここまで疑って来た妻のアタマを小五月蠅《こうるさ》く思いながら……。 「とにかく今夜は是非とも白鷹君に会ってみ....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
議が常に知識人中心に扱われて来ていたにかかわらず、この、民衆は批判精神などという小五月蠅《こうるさ》いものを用としていないと云われ始めた頃から、文化と文学の対象....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
れば、スグ癒ってしまうのに! と、その時も儘ならぬひとり息子の身の上を、どんなに小五月蠅く感じたか知れませんでした。 到頭その夏は、秋風が立って十月|赤蜻蛉の....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
の趣旨もまだ明瞭でない。壱岐の旧五月の三日をコザツケというのは、日吉山王でもいう小五月であろうと思う。それにもかかわらず、島では小座頭が流れて死んだからこの日は....