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小仏峠
「小仏峠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小仏峠の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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「大菩薩峠」より 著者:中里介山
でこう言いましたから、甚三郎は、 「あの時とは?」 「それはあの、甲州へ参ります
小仏峠の下の、駒木野のお関所で……」 「ははあ、なるほど」 ここにおいて駒井甚....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
街道では大菩薩峠の上、青梅宿《おうめじゅく》の坂下、江戸街道の丸山台、表の方では
小仏峠《こぼとけとうげ》の二軒茶屋の裏の林の中と、府中のお六所様《ろくしょさま》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の先に上野原の関所もあれば、駒飼《こまかい》の関所もある、関所よりもなお難渋な、
小仏峠というものもあれば笹子峠というものもある、これを知ってか知らずか、女一人で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あることは前にもいった通り、小名路《こなじ》の宿から本式に駒木野の関所を通って、
小仏峠から小原、与瀬へとかかって上野原へ行くのが順なのを、五十町峠からこの道を取....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に山岳の重畳《ちょうじょう》するのを認めました。 「あれは?」 と尋ねると、 「
小仏峠《こぼとけとうげ》でございます」 果して甲州街道へ来てしまった。しかし、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
つやらクルクルと その碓氷峠は想望するのみで、ここから見ることはできないが、
小仏峠はすぐ眼前に聳《そび》えているのがそれです。東へ向っていたのをグルリと西へ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
髪の武者修行」 「そうそう」 「呼んでごらん、名前はなんていうの」 思いがけぬ
小仏峠の上などで、自分がこんなに大勢の女郎衆に注目されているとは知らず、佐々木小....
「山の人生」より 著者:柳田国男
郷村話』の数ページが、最も新しくかつ注意深い報告である。同君の居村附近、すなわち
小仏峠を中心とした武相甲の多くの村には、天明年間に貉が鎌倉建長寺の御使僧に化けた....