小休止[語句情報] » 小休止

「小休止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小休止の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
かな海底の起伏を上がったり下がったりして行くうちに、三十分ほど時間が経ち、そこで小休止となった。水戸は、潜水服の中に温めてあった牛乳と甘いコーヒーを、ゴム管で吸....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
第三句で「て」を置いたかとおもうと、第四句で、「朝踏ますらむ」と流動的に据えて、小休止となり、結句で二たび起して重厚荘潔なる名詞止にしている。この名詞の結句にふ....
ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
いだしてくれたのは、意外にもセルゲイその人だった。 「イリヴォーヴナ!」と、彼は小休止のとき彼女を呼んだ。――「今夜ちょいと来てくれないか。話があるんだ。」 ....
澪標」より 著者:外村繁
いずれもつい先日まで歩いていた道である。感傷とも言い難いのも当然であろう。むしろ小休止の中にある、至って気楽な感情のようでもある。或は若い私は東京の新しい生活に....