小侍従[語句情報] » 小侍従

「小侍従〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小侍従の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
見え、月の光に暗い勾欄《こうらん》の奥からは緋《ひ》の袴をした待宵《まつよい》の小侍従《こじじゅう》が現われ、木連格子《きつれごうし》の下から、ものかわの蔵人《....
源氏物語」より 著者:紫式部
わめて可憐《かれん》であった。若君の不安さはつのって、 「ここをあけてください、小侍従はいませんか」 と言った。あちらには何とも答える者がない。小侍徒は姫君の....
源氏物語」より 著者:紫式部
うなりっぱな男で自分はないのであるがと、こんなことを言って、始終心安くなっている小侍従という宮の女房を煽動するようなことを言い、無常の世であるから、御出家のお志....
源氏物語」より 著者:紫式部
二ごころたれ先づもちてさびしくも悲 しき世をば作り初めけん (晶子)小侍従が書いて来たことは道理に違いないがまた露骨なひどい言葉だとも衛門督には思わ....
源氏物語」より 著者:紫式部
を、暗い闇の世界へはいります道の光明にもいたしましょう。 と結んだのであった。小侍従にもなお懲りずに督は恋の苦痛を訴えて来た。 直接もう一度あなたに逢って言い....
源氏物語」より 著者:紫式部
ことを覚えておいていただくためにお話しいたします。三条の宮にお仕えしておりました小侍従が亡くなりましたことはほのかに聞いて承知しておりました。昔親しくいたしまし....