小倉山[語句情報] »
小倉山
「小倉山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小倉山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鯉魚」より 著者:岡本かの子
た。川はすっかり霧《きり》で隠《かく》れて、やや晴れた方の空に亀山《かめやま》、
小倉山《おぐらやま》の松《まつ》の梢《こずえ》だけが墨絵《すみえ》になってにじみ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
とから、途中に律院《りついん》と梅屋敷のそばを過ぎて、渓流にかかった橋を渡ると、
小倉山の高原。 で、この高原を一里あまりもたどって、赤薙《あかなぎ》の東ふもと....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
地方の知県をつとめて評判のよかった人でありますが、年四十にして官途を辞し、江寧の
小倉山下に山荘を作って
小倉山房といい、その庭園を随園と名づけましたので、世の人は....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
〔巻八・一五一一〕 舒明天皇 秋|雑歌、崗本天皇(舒明天皇)御製歌一首である。
小倉山は恐らく崗本宮近くの山であろうが、その辺に
小倉山の名が今は絶えている。一首....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
ている。そうして、毎日|竹藪に雪の降る日々、嵯峨や嵐山の寺々をめぐり、清滝の奥や
小倉山の墓地の奥まで当もなく踏みめぐったが、天龍寺も大覚寺も何か空虚な冷めたさを....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
するがよい、温泉から二時間半ばかり費した、ここまでは信濃川の流域であるが、峠から
小倉山を経て駒ヶ岳に通じている山脈が分水嶺となって、前面は銀山平即ち阿賀野川の流....