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「小倉百人一首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小倉百人一首の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
冬の蠅」より 著者:梶井基次郎
を殃《わざわ》いされた。眠れなくなると私は軍艦の進水式を想い浮かべる。その次には小倉百人一首を一首宛思い出してはそれの意味を考える。そして最後には考え得られる限....
千早館の迷路」より 著者:海野十三
でしょう」 「ええ、そうです」 「千早ふる神代もきかず龍田川――知っていますね。小倉百人一首にある有名な歌です。その下の句に、からくれないに水くぐるとはです。最....
連環記」より 著者:幸田露伴
宗として、音人の子玉淵、千里、春潭、千古、皆詩歌を善くし、千里は和歌をも善くし、小倉百人一首で人の知っているものである。玉淵の子朝綱、千古、千古の子の維時は皆文....
縁結び」より 著者:泉鏡花
も、歌の文字も、対の歌留多が別にあってね、極彩色の口絵の八九枚入った、綺麗な本の小倉百人一首というのが一冊あった。 その中のね、女用文章の処を開けると……」と....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
コロモホシタル(神田本)、コロモホステフ(細井本)等の訓があり、また、新古今集や小倉百人一首には、「春過ぎて夏来にけらしあまの香具山」として載っているが、これだ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
けば小倉をオグラと読みながら造詣もウンチクもあるまいと思うであろうが、早い話が、小倉百人一首というように、実は小さな倉と書いてオグラと読むのが一般的なのである。....