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小切手帳
「小切手帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小切手帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二重心臓」より 著者:夢野久作
ョット前だった。それから主人の死体や何かを吾々立会の上で調べている中に、机の上に
小切手帳が投出してあるのに気が附いた。調べてみると、昨日の日附で堀端銀行の二千円....
「東京ロマンティック恋愛記」より 著者:吉行エイスケ
はおつき合いしたいんです。」と、云いながら、僕は外套を脱ると、ソファに埋れて青い
小切手帳を示した。 「――いくら?…………」 「……………………………」 「――....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
焼いたらしく、黒い灰が山になっていた。その燃え屑の中から、警視は燃え残った緑色の
小切手帳の端っこを掘り出した。例のステッキの片方の半分もドアのうしろから見つけ出....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
して言った。「僕にあげるつもりなんです」 「それなら」とデュパンは引出しをあけて
小切手帳を取り出しながら答えた。「それだけの額の小切手を僕に書いて下すってもいい....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
時少し疲れを覚えて、腰をおろしたが、ふと先刻二番目の抽出しに、はいっていた良人の
小切手帳のことを思いついた。あらゆる問題は、金銭に関係している。そう思うと、夫人....
「光は影を」より 著者:岸田国士
とだし、慣例に従つて、一割のお礼をしたいと、その紳士は申し出た。そして、折鞄から
小切手帳を出して、その場で二千何百円という小切手を書こうとするのを、京野等志は、....
「暗号舞踏人の謎」より 著者:ドイルアーサー・コナン
ので、君にも加入してくれと云って来たと話したことのあったこと、――第五には、君の
小切手帳は、僕の抽斗に入って錠が下りているが、しかし君はその鍵を決して僕に請求し....