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小史
「小史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小史の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無惨」より 著者:黒岩涙香
とは面白し如何なること柄を書しものを無惨と云うか是れは此れ当時都新聞の主筆者涙香
小史君が得意の怪筆を染め去年築地河岸海軍原に於て人殺のありしことを作り設け之れに....
「みちの記」より 著者:森鴎外
と東京公論とありき。ここにも小説は家ごとに読めり。借りてみるに南翠外史の作、涙香
小史の翻訳などなり。 二十三日、家のあるじに伴われて、牛の牢という渓間にゆく。....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
作史』 ?『日本社会経済史』 『景気論』 『日本独占産業物語』 ※『日本開化
小史』 ※『日本工業史』 ※『日本商業史』 『経済学史の基礎概念』 『労働価....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
の昔からあるにはあるのだ)。近代で最も先駆的な段階は恐らく田口鼎軒氏の『日本開化
小史』などに見られるだろう。 著しい例として挙げた田口氏のこの歴史叙述が、遙か....
「休刊的終刊」より 著者:蘭郁二郎
といっていいであろう。 以上、一段落を告げる「シュピオ」の終刊号に際して本誌の
小史を述べ、今後とも御支援をお願いする次第である。 (「シュピオ」一九三八年四月号)....
「田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
も、建築前に達していたというのであろう。 事務員に黒岩涙香《くろいわるいこう》
小史がいる。『万朝報《よろずちょうほう》』の建立者で、ユーゴーの「ミゼラブル」や....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
れ、 紅筆を含める状を、垣間 見てこそ頷きけれ。 明治三十九年丙午十二月 鏡花
小史 鳥差が通る。馬士が通る。ちとばかり前に、近頃は余り江戸|向では見掛けない....
「夏の町」より 著者:永井荷風
詩の七言《しちごん》絶句を挿《さしはさ》み、自叙体の主人公をば遊子《ゆうし》とか
小史とか名付けて、薄倖多病の才人が都門の栄華を外《よそ》にして海辺《かいへん》の....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
幸に後の日のかたり草の種ともならばなれかし。 乙卯《いつぼう》の年晩秋 荷風
小史 第一 日和下駄 人並はずれて丈《せい》が高い上にわたしはいつも日和下駄....
「すみだ川」より 著者:永井荷風
とうし》の年春三月小説『すみだ川』幸《さいわい》に第五版を発行すると聞きて 荷風
小史 すみだ川序 わたくしの友人|佐藤春夫《さとうはるお》君を介して小山《お....
「山の人生」より 著者:柳田国男
。南部の方でも三戸郡の荒沢不動に、山男の使った木臼が伝わっていることを『糠部五郡
小史』には録している。これで橡実を搗いて食っていたという話は疑わしくとも、昔かつ....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
読んでいたので、それに誘われたところがあったのであろうか。トガワという人の『幕末
小史』や『旧幕府』という月刊雑誌の出たのも、このころであったかと思うが、もしそう....