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「小君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小君の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
して孔子に言わしめる。四方の君子、寡君《かくん》と兄弟たらんと欲する者は、必ず寡小君《かしょうくん》(夫人)を見る。寡小君見んことを願えり云々。 孔子もやむを....
源氏物語」より 著者:紫式部
めなくなって、苦しい思いの新しく加えられた運命を思い続けた。 翌日源氏の所から小君《こぎみ》が召された。出かける時に小君は姉に返事をくれと言った。 「ああした....
源氏物語」より 著者:紫式部
しいものだと教えられた。恥ずかしくて生きていられない気がする」 などと言うのを小君《こぎみ》は聞いて涙さえもこぼしていた。非常にかわいく源氏は思った。思いなし....
源氏物語」より 著者:紫式部
は、再会を気長に待っていられなくなって、もう一度だけ逢《あ》うことはできぬかと、小君《こぎみ》を味方にして空蝉に接近する策を講じたが、そんな機会を作るということ....
源氏物語」より 著者:紫式部
の車は簾《みす》がおろされていた。今は右衛門佐《うえもんのすけ》になっている昔の小君《こぎみ》を近くへ呼んで、 「今日こうして関迎えをした私を姉さんは無関心にも....
源氏物語」より 著者:紫式部
声を出して紛らした。 小野の家へはまだ早朝に僧都の所から、 昨夜大将のお使いで小君がおいでになりましたか。お家のことなどくわしいお話を伺って茫然となり、恐縮し....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
ものである。この農業民の首領であり指導者であり或る意味において大地主らしくもある小君主もまた、その生存のためには平和が必要である。また、ともすれば戦争の起り易い....