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小太り
「小太り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小太りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
んろく》といい、番町あたりの大旗本とでも目きき違いをしたのでしょう。四十五、六の
小太りな道具屋のおやじが、ことごとくもみ手をいたしまして、へへい、いらっしゃいま....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
い者がいることを存じおるじゃろうな」 「へえい、よく存じおります。むっちりとした
小太りで、なかなかもみでがございますよ」 「やっぱりそうか。にらんできたとおりじ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
よび出されて、半七の吟味をうけた。かれは庄太の報告の通り、見るから田舎者らしい。
小太りに肥った女であるが、容貌もまんざら悪くはない。殊に色白の質であるので、二十....
「獄中記」より 著者:大杉栄
だが、やはり何か叱られて、看守長室へ呼ばれたことがあった。その看守長はせいの低い
小太りで猫背の、濃い口髯の、そしていつも顔中髯だらけにしてその中から意地の悪そう....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ひげ》を生《は》やし、とがった短い頤髯《あごひげ》を生やし、背の低い、赤ら顔の、
小太りの人であったが、横柄ななれなれしさでクリストフに呼びかけ、脂《あぶら》ぎっ....