» 小室

「小室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小室の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
出ると、その足で、調査を河竹医学士の室に移した。 その室は、同じ棟の中で、間に小室を一つ挟んでいるのだが、窓は凡て鎖され、打ち破った扉だけが開かれていた。室の....
深夜の市長」より 著者:海野十三
。そこは一台の円い卓子と二脚の壊れかかった肘掛椅子とがあるっきりの、実にお粗末な小室だった。 「お前さんは、割合に尤もらしい顔をしているのネ、写真で見るよりは…....
鍵から抜け出した女」より 著者:海野十三
ても開かなかったし、また窓という窓には厳重な鉄格子が嵌っていた。そしてこの不潔な小室には、少年が二人まで同室しているのだった。 母親お鳥が今まで一度も僕をこん....
電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
、命ぜられて兢々と一同の後に続いて昇って行った。 由蔵の部屋は、わずか三畳敷の小室であった。西に小窓が一つあって、不完全な押入が設けられてあった。その押入の中....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
人はそれを手にとってみたが、それは何か建築図の断片らしく、壁体だの階段だの奇妙な小室だのの符合が並んでいたが、生憎ごく端の方だけを切取ったものらしく、何を示して....
蠅男」より 著者:海野十三
そういっているところへ、電話のベルがけたたましく鳴りだした。消防手は素早く塔上の小室に飛びこんで、しきりに大声で答えていた。それは同じくこの臭気に関するもののよ....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
が十二宮から引き出した解答――|大階段の裏には、その場所と符合するものに、二つの小室があった。一つは、テレーズ人形の置いてある室で、もう一つは、それに隣り合って....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
しょう。しっかり卓子につかまっていなさいといったのは、ここなんだ。そうです、この小室全体が、エレベーター仕掛になっているのです。床も天井も壁も、一緒に落ちていく....
流線間諜」より 著者:海野十三
ロソロと格子の方へ躙り寄った。 「おう、部屋――」 果してその下には四坪ほどの小室があった。机や椅子や戸棚などが所狭いほど置かれているところを見ると、事務室で....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
う。 「貴方は?」 「いやさ、名を聞くなら其許からと云う処だが、何も面倒だ。俺は小室と云う、むむ小室と云う、この辺の家主なり、差配なりだ。それがどうしたと言いた....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
がら寂しい中に、夢から覚めたしるしぞ、と心嬉しく、明室の前を急いで越すと、次なる小室の三畳は、湯殿に近い化粧部屋。これは障子が明いていた。 中から風も吹くよう....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
きな門が見える。刈ったばかりの稲束が、五つ六つ柱によせかけてある、人夫は「これが小室の妙法寺で、本堂は一、二年前に焼けました、立派なお堂だったが惜しいことをした....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
動き続けた。いまはもう人前に出ることもやめている。――濃緑の壁掛けの垂れ下がった小室のなかで――秘密に、ひっそりと、けっして疲れず、しかし日に日に死に近づきなが....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
殿中最も大なるものなり。その長さ五百七十八間、その横三百八十五間、その殿内には大小室数を合わせて一万一千室ありという。当時は法王その一小部分を占有し、そのほかは....
西航日録」より 著者:井上円了
しめ、地上の特にすぐれたものをこの内につつみ込み融合している。美しくしげる一丈の小室、高くゆみなりに曲がる天とともに、仰ぎみて慕うことまみゆるがごとく、夢のなか....