小寂しい[語句情報] »
小寂しい
「小寂しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小寂しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「栄蔵の死」より 著者:宮本百合子
したう涙が、とめ途もなくこぼれた。 涙に思い出は流れて、目の前には、不具な夫の
小寂しい姿ばかりが残るのである。 ややしばらく身動きもしないで居た栄蔵は、片手....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
は死に別れ、たった一人の倅の弁太郎は江戸に出たまま帰って来ない。ただでさえ不安で
小寂しいところへ、そんなお侍さんをあずかったのである。 弁三爺さんは憂鬱であっ....